第1回 中間報告会 グループ2 議事録

2015-04-16

「なぜ多くの携帯ユーザーはスマートフォンへの切り替えを速やかに行わないのか」愛学大 team JIN

本研究では、「携帯電話とスマートフォンの間に存在する障壁」と「何故消費者がスマートフォンへ切り替えないのか」という2点の問題を解決することで、企業が展開すべきマーケティングは何か、またどのような消費者をターゲットとするべきかを明らかにする。

現在、世界携帯電話市場の出荷台数推移はスマートフォン、従来型携帯端末と共に右肩上がりで、スマートフォンは普及しているが、同時に従来型携帯端末の市場も成長し続けていると言える。

以上の背景を踏まえ、問題点として携帯電話の2台持ちが存在するということが挙げられる。株式会社デンツーコミュニケーションズによるとスマートフォン普及動向調査から、今後もスマートフォンと従来型携帯電話を併用したいとの声が高いことが分かっている。このような現象が起きる要因としては、スマートフォンを使いこなせていない消費者約4割存在することから、スマートフォンに対する知識が低いのではないかと考えられる。

現段階の仮説としては、携帯電話からスマートフォンへの切り替えにおいて、何らかの障壁があるため、携帯ユーザーはスマートフォンへの切り替えを行わない。また、早期に切り替えを行う消費者とそうでない消費者との間には、その性質に何らかの違いがある。以上の2点が挙げられた。
今後の課題は、切り替えにおける障壁とは何か、また企業と消費者とのギャップ、ターゲット等について研究していく。

Q1:2台持ちをしているのは、キャリアサービスを受けたいがために、併用しているのではないか。
A1:確かにそのサービスは存在するが、それが全てではない。使いこなせていない消費者が半数はいると考えている。
Q2:今現在でも切り替えは行われているのではないか。
A2:完全移行を目指している。
Q3:ターゲットに世界を含むのか。
A3:絞り切れていない。今後検討。
Q4:消費者が使いこなせないのは本当に知識が低いからか。
A4:スマートフォンには従来型携帯電を上回る能力があるため、1台で十分。知識があればより高いパフォーマンスを発揮できるはず。
Q5:本当に従来型携帯電話を上回る能力があるか。(赤外線、ワンセグ等)
A5:その点に対しては時間の問題。

「ペットマーケティング」名城大 STP

近年ペット市場は急速に伸びつつあり、未開発で未整備であり、その背景には生産の不確実性・仕入れの問題・販売の難しさというビジネス状況がある。ペットショップの仕入れの仕組みは、主に生産者(ブリーダー)がペットオークションに出品し、そこで出品されたものをペットショップが買い付けるという方法である。販売状況は生後1,2カ月が最も売れ、3カ月になると半額になり、4カ月以降は価値0となる。

ここでの問題はペットショップの売れ残りであり、売れ残りとは生後3カ月以降のペットと定義づけられる。この売れ残りの行方は処理施設が引き取り、その後処分や繁栄を繰り返し悪循環になることや無駄な費用や悪徳商売人が出現するため売れ残り0のマーケティングを目指すことでペット業界の整備・発展を促す。ターゲットはペットを飼いたいと思っている人とし、ペットショップの立場でどうやって売るのかを提案する。

 無駄をなくすため、トヨタの生産方式であるかんばん方式を応用した必要なものを必要な時に必要な場所に揃えるジャストインタイムの概念を実現させ、時間・種類ごとの生産量にばらつきをなくすことで在庫の削減を目指す。

質疑応答
Q ペットの生産の表現の仕方であるが、生き物なのに自動車と同じように考えるのはどうか。
A 今後考えていく

Q 売れ残りの行方。年間どれくらい処分されているのか。
A 約8万匹

ペットのマーケティングについてとても興味深い内容だった。
仮定をもっと明確にしていったらよいのではないか。

「口コミがもたらす消費者への影響」名学大 オラクル、前以上にすぐ来る

友人がアパレル関連の仕事をしていて、ある芸能人がTwitterで服の紹介をしたところ、その服の問い合わせがあり、注文が殺到したことから、口コミのもたらす影響に興味を持ったことが、動機となった。

 口コミの普及した背景には、お互いに情報を共有する「Web2.0時代の到来」(日経情報ストラテジー)や、ネットが普及することによる「情報の多様化」(日経ビジネス)や、高価な商品の購入時に感じる「失敗したくない心理」(口コミマーケティングの最前線)がある。そこから、「口コミとはどういうものか?」・「口コミが消費者に与える影響はどのようなものか?」という問題意識を持った。

そこから、口コミを定義する。しかし、アーントが提唱した「商業的意図がない送り手と受けてとの間で交わされる口頭による、対面での、ブランドや製品や、サービスに関するコミュニケーション」では情報の到達範囲が狭い。

またローゼンが提唱した「特定の製品、サービス、企業についての、あらゆる時点での人と人とのコミュニケーション」では広範囲すぎる。そ

こで、WOMMAの「消費者が他の消費者に情報を提供する行為」に付け加え、口コミを「消費者同士(利害関係を持たない)の情報交換」と定義づける。

そして、これからは、口コミの具体例や、企業が意図しない使用方法やターゲットでヒットした商品の事例を研究していく。

質疑応答

Q.Twitterなどで有名人が宣伝広告として服などを載せているのは口コミとするのか?
A.企業と有名人に利害関係はあるが、有名人とそれをみた人の間には利害関係がないので、それも口コミになる。

Q.影響とはどのようなものか?(購買に与える影響だけを指すのか?)
A.どのように発生するかから、購買行動に与える影響まで。

「なぜ人はカンタンに作れるものを買うのか?」愛大 キューピー

1、問題状況
まず人はなぜ簡単に作れるものを買うのか。
皆さんはお茶を自分で作って持っていくより、自販機などで買って持ち歩く方が多いと思います。そこで、お茶は家で煎れることが出来るのに、買ってしまうという事に疑問を持ったそうです。

2、暫定的解答
①この研究では「自分で作ること(内生)ができるもの」をなぜ作らずに「買う(外生)」のか?
↑↑↑
これを行動経済学の視点から研究する。

3、理由
今回は全体的にこの行動経済学について経済学の話も交えて話していました。
簡単に伝えると「自分で作ることが出来るものは作る」という1円でも安い方を選ぶのがのが経済学の考え方。それに対し行動経済学では「作る方が安くても買う」という考え方。

そもそも経済学とは「何をどれだけ生産し、人間の欲求を満足させるためにできた生産物を、誰にどれだけ分配するか」という問題を探求する学問であり、その前提として「人はすべての物事に対して、その物事のすべての情報を完璧に把握している」とされ、これを完全情報という。

つまり経済人(経済学における人間)とは、この完全情報をもとに自分を完全にコントロールし、自分に不利益なことは一切行わないとされ、タバコなどの自分に害のあるものをすることもないし、肉体的に太ることもなく、予定の把握も完璧であると考えられる。しかし、こんな人はなかなかいません。そこで行動経済学が出てきます。

4、説明
行動経済学とは、「経済学では説明できない、合理的ではない事実や考え方」について研究する学問であり、経済学に人の心理や感情を加えた考え方なのです。同質のお茶をなぜ安く売っている遠くのスーパーではなく、スーパーよりも高く売っている近くのコンビニに買いに行くのかと考えた時、その答えには「近いから」、または「遠くまで面倒だから」という心理や感情が入るはずです。そういったことについて研究しているのが行動経済学です。

以上のことから今後の研究は経済学・行動経済学における内生化・外生化を定義→経済学における、なぜ、どういった時に内生化・外生化するのかを明らかにする→行動経済学における、なぜ、どういった時に内生化・外生化するのかを明らかにする→内生化から外生化されている製品の共通点を探り、その理由を追求する。という流れでやっていきます。
この研究をする事で、消費者が内生化しているものを外生化させる事が出来ると考えることができ、その事から既存の市場を拡大することができる。

5、結び
 今回発表を聞いてみて次の発表が楽しみになりました。身近な事に目をなかなかむけられないと思うので。
 しかし、私は研究価値の意味を節約などをしている消費者の心理などを知り、その消費者を外生化させて、市場を拡大するのだと捉えたのですが、実際どうなのでしょうか。そしてこう考えた時今後の研究課題にもなるのでは。と思いましたが、私の勘違いでしたらすみません。

―質問―
Q:このテーマは、テーマとして存在するのか?
A:なし

Q:行動経済学の人は、経済学+心理・感情とはどういうこと?
A:経済学の1つが欠けていたり、完璧の人間が何か感情が入った、経済学では考えられない心理や感情を入れたもの。

「ブランド好きでお金に余裕のあるおしゃれな人にH&Mの服を受け入れてもらうためには」愛大 ぽんぽこりん

H&Mはスウェーデンのアパレルメーカーで、世界40カ国に約2,200店舗あり、日本では銀座などに12店舗を展開しているファストファッションブランドとして幅広い年齢層に受け入れられている。H&Mの特徴としては、低価格であること、有名デザイナーとのコラボレーションがあげられる。H&Mは人気の商品でも売り切れたら再生産せずに次々と新商品を投入する戦略をとり、それにより消費者に今買わないと、売り切れてしまうという心理が働くことにより希少価値が生み出される。ターゲットはブランド好きでお金に余裕のある新富裕層に設定する。新富裕層とは親からの相続なしに1台で財をなした富裕層のことで、その新富裕層が求めるものは希少価値のあるものや、心理的満足感が得られるものである。ここで新富裕層の求める希少価値とH&Mが持つ希少価値が一致しており新富裕層がH&Mの製品を購入するきっかけになるのではと考え、今後その人たちにH&Mの服を受け入れられるにはどうしたらいいのかを研究していく。

・質疑応答
Q ターゲットが新富裕層と限定されているが、従来の富裕層はどうなるのか。
A 今後考えていく。

Q 希少価値があるからと言って新富裕層に心理的満足があるとはいいがたいのではないか。
A 今後考えていく。

・結び
 H&Mは市場で急成長を遂げていて世界的にも注目されている企業なので、非常に興味深い研究だと思った。しかし質問にもあったように希少価値だけが新富裕層に心理的満足感を満たす要因ではないと思うので、他の要因についても調べられるといいのではないか。