2012年度 第1回 中間報告会 グループ3 議事録

2015-04-16

「名古屋グランパスのスタジアム観戦者数を増やすためには?」愛大 らいおん

★ 研究概要 ★

名古屋を拠点に活動しているサッカーチーム、名古屋グランパスのスタジアムの観戦者数が、2010年には前スタジアムで1位だったのに対し、去年の2011年は全体の2位となった。
2010年はチームも優勝した影響もあって観戦者数1位を獲得したのは納得できるが、2011年に2位だったのは優勝などの要因を除いてもほかに理由があるのではないか?ということだった。
そこで、スタジアムで見る魅力が伝われば観戦者数が増えるのではないかと考えた。
まず、サッカーの試合を見る手段をとりあげた。スタジアム、TV、スポーツバー、映画(パブリックビューイング)の4つをとりあげ、それぞれを比較して良いところ、悪いところをあげた。
さらに比較していくなかで、人間の五感がカギを握っているのではないかと考えた。
それぞれの五感の利点を比較してみると、スタジアムでしか"選手と同じ感覚"を味わえないという結論に至った。
このことから、"選手と同じ感覚"になれることを期待して人々はスタジアムに行くのではないかと考えた。
今後は、この"選手と同じ感覚"という魅力を一言で言葉で表すことはできないか、考えていくようだ。


★ 議論になった点 ★

・交通の便が悪いなどの外部環境も観戦者数低下に繋がると思うが、外部環境も改善するのか?
→今回は外部環境は考えず、魅力を探って興味をもってもらうということに重点をおく。
・この研究はサッカーを見ない人向け?見る人向け?
→今後魅力を研究してからターゲットを絞るつもり。
・選手と同じ感覚、というのは主観ではないのか?
→研究していくなかで、五感が大切という考えに至り、これらをまとめると選手と同じ感覚という結論にいきつく。
・観戦者数減少とは、Jリーグ全体の観戦者数の減少ではないか?
→他の会場では上がっているところもあるが、グランパスは下がっているため、そこに疑問を持った。

★ 感想 ★

・ゆっくりで聞き取りやすい声量に加え、身振り手振りがあってさらに聞きやすかった。
・人間の五感に注目してそこからさらに細かい考察をしていて分かりやすかった。
・今後はこの魅力を言葉に表すということだったが、言葉にあらわしてそれからどうするのか少し聞きたかった。
・全体的にまとまっていて興味がわいたので今後も期待したい。

「新たな商店街」愛知学院 チームoiオリーブ

チームoiオリーブの「新たな商店街」の発表。本研究は全国商店街の店舗数の減少を踏まえ、商店街自体が衰退傾向にあるとし、商店街の活性化を目指している。
この研究では、研究背景にショッピングモールの台頭による商店街における若者の市場の減少があるとし、高齢者にターゲットを絞った。商店街を研究するにあたってこのチームではSWOT分析を用いている。商店街のStrength(強み)は家や駅から近い、顧客と直接対応できる対面販売、気軽に立ち寄れる、商店街が憩いの場となるという庶民的な雰囲気などであり、これらに注目し活性化を図ろうとしている。Weakness(弱み)は駐車場の不足、商店街の店舗同士の団結力の欠如、個々の店舗の魅力不足を挙げている。Opportunities(機会)は、少子高齢化により、移動手段が車から徒歩に変化したこと。若者の市場が縮小し、郊外型の市場の維持が困難になったことだとしている。Threats(脅威)には近距離かつ品揃えが豊富で集客力のあるコンビニ、豊富な品揃えで集客力があり、価格競争力のあるスーパーが存在する。
SWOT分析より、強みである家や駅から近い、加えて庶民性などにより高齢者のコミュニティの場をつくろうとしている。高齢者は行動範囲が狭く日常の買い物において近くで便利であることを重視し、また、高齢者の男性の4割が数日間誰とも会話しないことから、商店街の強みを生かし高齢者に対応していくことが重要である。
現在商店街の顧客層は80%を高齢者が占めているにもかかわらず、商店街は衰退傾向にある。その理由に、ここでは商店街が高齢者の本当のニーズに対応できていないとしている。実際に行われているコミュニティの形成、宅配サービスはニーズに適応していないため、真に高齢者が望む新たなニーズを探る。
今後は高齢者に対応した商店街の形を考えること、考えた形を実際の商店街に当てはめることを課題としている。

<質疑応答>
Q1 コミュニティ形成が高齢者のニーズではないのなら、庶民性が商店街のStrength(強み)だというのは矛盾ではないか。
A1 商店街の庶民性とはチェーン店などと比較した上でのものであり、目指すのは既存のコミュニティ形成ではなく新しいものである。

Q2 SWOT分析のWeakness(弱み)の中に商店街の店舗同士の団結力の欠如とあったが、本当に商店街は団結力が不足しているのか。
A2 みんなで話し合う機会がない商店街を研究のターゲットとして考えている。

この研究は行動範囲が狭い高齢者にとって商店街の立地条件が有利になるとしているが、セブンイレブンがシニア向けに一定の金額以上の弁当配送を無料とするなど大手企業も高齢者向けのサービスを創出している。大手企業のこれらのサービスを分析した上で商店街の強みを発見すればより興味深い研究になるのではないだろうか。

「オフタイムマーケティング」名城大学 まるちゃんず

この研究は各業界には売れる時期と売れない時期があり、その売れない時期をオフタイムと称して、そのマーケティング方法の考察を行う。
研究動機は,亀屋芳広氏へのヒアリングにおいて「売れない時期を頑張るのではなく、売れる時期にもっと売れる戦略を練りたい」を聞き、この考え方では、売れない時期での経営資源が無駄になるのではと考えたため。
オフタイムには、時間、季節、曜日の三つがある。季節、曜日、時間によって様々なオフタイムの要因があり、その要因をそれぞれ、季節循環的変化、曜日循環的変化、時間循環的変化とした。
いろいろな業界には必ずオフタイムが存在することから、この研究の目的は、このオフタイムを除去し、利益を改善するマーケティングを確立することである。
その意義は売り上げを改善でき、経営資源の有効活用ができることにある。
提示した問題点として,売れる時期に売れば良いのでは、消費者は目的に応じて利用したい時間が決まっているのではないか、海やスキーといったその時期にしかできないものはどうするのか、閑散期は、従業員のスキルアップのチャンスではないか、客の絶対数は変わらないのではないかが挙げられた。
今後の予定は、問題要因を解決するために、先行研究や市場調査を行う。また、売り手側、買い手側の現状を分析するためにアンケート調査やヒアリングも行っていく。



★質疑応答★
Q.オフタイムを実際行っているところはありますか
A.ユニクロ

Q具体的なオフタイムマーケティングはなんですか。
A揚げ物屋さんなどで、お昼時の忙しい時間帯はフライヤーを二つ使っているが、それを効率的に使うことで、一つで済むようにする。そうすることで、フライヤー一つ分のコスト代を減らせることができる。

★感想★
・定義から今後の予定までわかりやすい流れでストーリー展開がされていた。
・ヒアリングの結果から、企業は売れない時期より、売れる時期に一気に売りたいと考えていることがわかり、その中でどのようにストーリーを展開していくのかが楽しみ。
・Power Pointのスライドもポイントが整理されていて主張したいことが分かりやすかっ   
 た

「広告表現の相違が消費者の反応に与える影響」愛知学院 no name

広告表現の相違が消費者の反応に与える影響についてフレーミング効果から明らかにしていく。
今回の発表では、「放置すれば死に至る伝染病に1000人の人間が感染した」という問題を会場に提起し、2種類の対策を提示した。
A案 300人が助かる
B案 70%の確立で全員が死亡
という、2つの案と
C案 700人が死亡
D案 30%の確立で全員が助かる
という2つの案を提示した。A案とC案、B案とD案は同じ結果を示しているが、消費者はA案とD案を選んでしまう傾向にある。これをフレーミング効果であると説明した。
同じ結果の対策を提示しているはずなのに、表現の仕方によってフレーミング効果が起きてしまい評価が自分の基準によって判断される。
よって、商品の広告も広告表現の相違によって印象が変化してしまうのではないか。その影響を研究していく。
感想としては、フレーミング効果についてもう少しわかりやすい説明の必要性を感じました。さらに、広告表現の相違が消費者の反応に与える影響について調べることだけでも研究価値があるということを上手く説明することでより良い研究となると思います。

Q:研究のゴールは、どんなものですか?
A:あくまで、研究結果を提案する。

Q:この研究を通して、何をしたいですか?
A:新しい表現を見つけたい。

Q:メディアによって、広告が変わるのではないですか?
A:特に区別なく同じに考える。

「インターネットラジオ戦略」愛工大 3年u組牛丼先生

1.主張
日本では著作権の問題上、インターネットラジオが衰退傾向にある。また、日本は海外と同じような戦略では成長が見込めない。そこで、ニュース番組をインターネットラジオで流すことが、インターネットラジオの普及に繋がるのではないかと考えた。
2.理由
海外と同じような戦略では成長が見込めない理由として、日本と海外(ここでは欧米、中国、韓国を挙げていた)におけるインターネット関係の進行具合が影響していると示唆している。日本よりも海外の方がインターネットの分野で進んでいるため、進行状況が全く異なる国の戦略を真似しても意味がないとのことだ。
3.説明
 日本でニュース番組のインターネットラジオを流すメリットは、日本のメディアリテラシーを促進でき、情報の鮮度が高く、情報の相方向性があり、電波環境に依存しないことだ。デメリットは、情報の信用性が低く、現時点での集客力がないことだ。
 今後の課題は、インターネットラジオの経営を持続させるための考察をしていくことだ。

★質問★
Q:スライド番号5のアメリカの表で、2010年から視聴者の割合が急増している理由は何ですか。
A:わからない。

Q:研究目的は何ですか。
A:日本のインターネットラジオの普及率が低いので、上げたい。

★アドバイス★(大崎先生より)
・インターネットラジオとは何なのか調べました。
 調べた結果。日本では普及してないみたいなので、普及させたい。ではダメ。
 このテーマで行くなら、日本のデータで普及させたい根拠を見つけるべき。
・今のプレゼンのままではファンタジーすぎる。(調べ学習をしているだけという印象。)
 もっとしっかりとしたデータを使って、研究の根拠を明確にさせるべき。