2014年度 第1回 中間報告会 グループ4議事録

2015-04-16

「アンリ・シャルパンティエのブランドアイデンティティを明確にする」愛知大学 太田ゼミ チーム ほいっぷ

~研究内容~
 本研究では、アンリ・シャルパンティエ(以下、アンリ)のブランドアイデンティティが明確になっていないと問題提議し、これを明確化することによって、競争ブランドとの差別化、顧客の購買喚起、企業内での認識の共有化などといったメリットがあり、発展を見込めるという内容であった。ブランドアイデンティティがもつ影響力を検証し、企業への応用を目指していく。

~感想~
 ブランドアイデンティティがもつ影響力は非常に興味深いが、確かな裏付けがとれておらず、まだまだ漠然としている。今後の方向性や調査に期待している。 また、はじめに研究テーマを言うのではなく、質問からはいるなど、興味を引くよう工夫がされていて良かった。

~質疑応答~
Q.すでにギネスに載るような商品があるアンリは、すでに成功していると言え、ブランドアイデンティティを明確にする必要はあるのか。
A.ひとつの商品だけでなく、企業全体の向上を目指している。
Q.他にもアイデンティティが明確でない企業はたくさんあるのに、なぜアンリをえらんだのか。
A.直接アンリに頼まれたから。
Q.アンリは喫茶店もだしているが、ライバルはどの業界にあたるのか。
A.アンリのように喫茶店を出しているところと出していないところがあるので、まだはっきりとは決まっていない。
Q.百貨店売上か喫茶店売上のどちらを向上させたいのか。
A.別々ではなく全体の「ブランド」としての価値を上げたい。

「成熟期で生き残る~店頭に対するカルビーの戦略~」名古屋学院大学 濱ゼミ チームambitious

<概要>
スナック菓子業界のカルビーをモデルに成熟期にある業界の中で生き残る手段を、4Pの中のPlaceの陳列に着目して研究を行い、成熟期で生き残るための方法を他の業界に活かすという内容であった。
 カルビーの位置している成熟期で生き残るためには店頭マーケティング、コンシューマー・マーケティング、ショッパー・マーケティングの先行研究から、ショッパーにターゲットを絞り、彼らを獲得・ロイヤリティを形成するには、深層心理を理解し、購買意欲を購買行動に結びつける必要がある。またショッパーが実際に商品に触れる場所である店頭では日常必需品は商品力より陳列量や店頭での演出が購買意思決定を左右していると考える。
 スナック菓子業界では、カルビーのシェアはトップであり、現在様々な新商品を活発に発売している。また、カルビーはアンテナショップを展開しており、消費者の意見を反映させた商品を発売し、成果を挙げている。それらの要因から、他社のデータと比較し、カルビーは成熟期業界にいるが売り上げを伸ばしている。
 しかしカルビーは、海外事業の拡大・国内シェアの拡大・新製品の開発・L&Aという問題を抱えている。これら問題から、カルビーは成熟期から脱却できていないと言う。
 今後もカルビーに着目して、成熟期で生き残るの研究を行うそうだ。

<質疑応答>
Q.なぜカルビーを選んだのか。(大崎ゼミ つぼいさん)
A.成熟期のお菓子業界の中でも、カルビーは業績を上げている。それはカルビーがアンテナショップを展開したりと成熟期で生き残るためのさまざまな事業を実施しているからであると考えた。

Q.それなら、カルビーが現在行っている対策が「成熟期で生き残るための術とは」というテーマに対する答えになっているのではないか。(大崎ゼミ つぼいさん)
A.TOHATOもアンテナショップを展開しているけど、TOHATOはカルビーのようにうまくいっていない。なので、アンテナショップは必ずしも成功する術とは言えない。なので成熟期で生き残るための術は他にもあるのではないかと考えた。

Q.私は日常必需品は必ず買わないといけないものだから、消費者は量や価格を重視すると思う。それなのになぜ量や価格よりも陳列力が重要であると考えたのか。(為廣ゼミ やまもとさん)
A.日常必需品は、価格が少し高くても、安くても購入するものなので、価格はあまり重視されない。一方で消費者は棚に商品がたくさん並んでいた方がその商品が売れ筋であると感じると思う。だから、どのくらい多く商品が陳列されているのかが重要であると考えた。

Q.スライド30のまとめで、今後の活動の箇所で「成熟期で生き残るための研究」と書いてあり、同じページに「成熟期脱却の難しさ」と書いてある。みなさんの研究では「成熟期で生き残る」と「成熟期脱却」のどちらをメインテーマとしているのか。(為廣ゼミ やまもとさん)
A.「成熟期脱却」をメインテーマにしている。

「缶詰をより普及させるには?」愛知大学 麦笑

★議事録★
本研究では世間で注目されているにもかかわらずあまり食べられていない缶詰を缶詰の特徴や実態、消費者のニーズを明らかにしていくことで普及方法を見出し企業における缶詰市場の拡大と消費者における食の選択肢の増加を最終目標として研究を進めていく。
食の現状は「飽食の時代」であり、飽食は洋風化、多様化、外部化の3点から考えることができる。更に核家族や単身者世帯の増加、女性社会進出などの生活環境の変化により簡便化志向が高まった。缶詰の簡便性と簡便化志向が一致している。
今後の方向性としては缶詰と簡便化志向のつながりを明確にすること、ほかの缶詰の特徴も「飽食の時代」と一致するか検証していく。

★質疑応答★
Q:缶詰の消費推移はわかるか?
A:どの企業も加工製品でまとめられているためわからないが今後発見した場合発表に加える。

Q:目標は缶詰を製造している企業の業績向上か、缶詰がたべられるようになることなのか?
A:どのように売ったら買ってもらえるか。

Q:スライド3番のアンケートはどのような聞き方をしたのか?一人暮らしなどの切り分けは?
A:今後もっとわかりやすく提示する。

★感想★
・缶詰という着目点はとても斬新だと思いました。
・発表もとても聞きやすく分かりやすかったです。
・缶詰の他の特徴の当てはめや缶詰の需要を的確に調べることでもっと現実的な内容になっていくと思います。
次回も期待しています。

「日帰りバスツアーに関するマーケティング」 愛知学院大学 さくさく

【ストーリー概要】
今回の発表は、高齢者が利用するイメージである日帰りバスツアーをどうすれば若者にも利用してもらえるのかという内容でした。

バスツアーの利用者データから、リピーターが重要であるということを再確認していた。また、ターゲットを時間制限のない学生に絞り込んでいた。現状として、利用者の8割が50代以上であることから、今後学生をターゲットとしたプラン作成、さらに旅行会社への宣伝効果も提案していくそうだ。

【質疑応答】

Q.具体的にどのバス会社のマーケティングですか?
A.まだ確定ではありませんが、今のところ名鉄観光です。
Q.なぜ、ターゲットを学生にしたのですか?
A.時間の制限をあまり受けないからです。
Q.バスツアーはリピーター率が高いため、一度新規顧客として取り込んで、リピーターに繋げたいということですか?
A.はい。
Q.利用者の8割が50代以上というのが、スライド6番のグラフからは読み取れないのですが、これはどこのデータですか?
A.名鉄観光から聞いたデータです。
Q.学生が旅行する根拠は?
A.まだ分からないです。
Q.スライド番号16から19は何かデータを基にしたものですか?
A.自分たちの考えです。今後研究したいと思います。
【感想】
 全体的な流れにストーリー性があり、またスライドもシンプルで分かりやすかったです。フロア全体をもっと見ながら話すと聞いている側は、もっと理解しやすいと思います。
今後、自分たちの考えだけでなく、理論づけた主張を行っていくといいと思います。

「商店街の活性化についてー勝川商店街に視点をおいてー」 愛知淑徳大学 大塚ゼミ ウィリー 

 日本全国の商店街で様々な取り組みを行っているが、短期的なイベント感覚で行われており、持続的な活性化に繋がっていないことを主張。この主張から活性化の定義を一時的な集客ではなく、新旧商店主の考えの相違や高齢化問題など裏側に潜むものに焦点を当て、商店街の満足を高める所に置いている。
 この商店街について春日井市にある勝川商店街を例にして、数多くある活性化していない商店街への活性化方法を検証していくことを考えている。またこの勝川商店街は歴史ある商店街であり、弘法市で賑わっていることや小塚選手参拝で有名になったことなど勝川商店街のことについても触れられていた。
 今後は勝川商店街にて毎月第三土曜日に行われる弘法市へ参加したり、勝川市民へのアンケートやヒアリングを行ったりする予定を立てている。

★感想★
 ストーリー性があり、聞いていて分かり易かった。また、発表練習もかなりしたようで原稿を見ることなく発表で来ていたところが非常に好印象。スライドも他のグループと比べても分かり易い。まだ初回の為、概要程度になっているが次回の中間発表ではもう少し中身に入ると思うので、どのような発表になるか楽しみなグループである。

★質問★
Q1 商店街衰退の理由は大型店に取られているからであり、限界があるのでは。
A1 勝川商店街は市民に愛されており、イオンのような大型店も存在していないので問題ない。

Q2 商店街それぞれの特有の問題で、全部に当てはめることは無理では。
A2 表向きではそれぞれ違いはあるが、裏側から見たときに共通するものがあるから問題ない。

Q3 人が来ることが活性化だと思うが、どうしてこのような定義にしたのか。
A3 一時的なものではなく、根本の満足度上昇が必要だと考えたから。