2014年度 第2回 中間報告会 グループ2 議事録

2015-04-16

「ラグジュアリー戦略で着物は売れるのか」愛知学院大学 秋本ゼミ よっしーず

◆発表概要
 今回の発表は、日本の伝統である和服への年間支出額が減少していることに着目し、着物の価値を守りながら売る方法を考えるという内容であった。
 発表者がある店舗へインタビューした結果、着物の売上が低下している原因は「高品質」を理解してもらえないこと、安価な着物が増えていることだとわかった。
ここから発表者は、高品質がわからないセグメントの人たちをターゲットにしないほうが良いと結論づけた。
 着物の価値を守りながら売る方法としてラグジュアリー戦略が紹介された。
ラグジュアリー戦略を行うことで品質や価値を維持し、顧客満足度を高めることにつながるということだった。
 今後は着物市場にラグジュアリー戦略を採用できるのかを考えていくようだ。
◆感想
着物は高価格で着る機会が少ないので、戦略をたてて売る方法を考えるのは斬新であると思う。この戦略にして、ここから先何をどうやっていくのかとても期待している。
◆質疑応答
大崎ゼミ
Q「着物を売るターゲットは?」
A「現状では決めていない。出資額のデータを見て考えていこうと思っている。」
為廣ゼミ
Q「高級とは何をもって高級というのか。高級の基準は?」
A「インタビューした店では単価200万円、安くても振袖で50万円の着物があり、値段としてはそれくらいのものを高級としている。また、品質も日本産のものを高級としたい。」
大崎ゼミ
Q「着物を売っているところの売上を上げたいのか、作っているところの売上を上げたいのかどっち?」
A「ラグジュアリー戦略は長期的な戦略。まだそこまで考えていない」
為廣ゼミ
Q「ブランドの価値を維持することが目的ですか?」
A「ブランドの価値を守りたいと考えている。ビジネスなので売上につながらないといけないがそこはまだ考えていない。」
大崎ゼミ
Q「着物はそもそもラグジュアリー戦略なのでは。着物そのものの売上を守りたい?」
A「今では安く手に入ってしまう着物もある。反物から作る着物を売っていきたい。」

「米菓マーケティング ~キャラクター起用による戦略の模索~」愛知学院大学 青木ゼミ AOK12

研究概要】
若者の米菓の売れ行きが悪く高齢者に層に偏っているという現状がある。そこで若者が米菓を購買しない理由を明らかにして、購買してもらうための戦略を模索するという研究目的である。

学生アンケートにより普段若者がよく購買するお菓子を調査したところ、米菓をよく購買するという結果は少数であり、米菓を購入しない理由に若者が買うイメージがなく親しみにくい、パッケージが地味、目立たない、という結果が出た。また米菓の大手メーカー(亀田、三幸、栗山製菓)の若者獲得の為の戦術の例を挙げるが実際に若者獲得への効果があまり現れていないことが分かった。このことから米菓に親しみやすく、目立つパッケージにして購買機会を増やすことができないかと考えた。既存データからキャラクターは若者に人気であることが分かり、キャラクターを使っての戦略にたどりついた。実際にキャラクターを起用した会社(株式会社 聖護院八つ橋総本店)にヒアリングも行っていた。今後は米菓企業、学生などにさらにインタビューを行い研究を進めていく。

【質疑応答】
Q 購買促進においてなぜキャラクターを起用するのか、またなぜ既存キャラクターであるのか?
A アンケートからパッケージが地味という結果があったから。
  オリジナルキャラクターより既存キャラクターの方が親しみがあるから。

Q 研究目的は顧客獲得か維持か?
A 顧客獲得である。

Q 4Pのなかの3つが曖昧なままプロモーションに進んでいるのでは?
  亀田は強みが柿の種とハッピーターンの2つだが、そこから他の流れにいけるのでは?
A 今後考えていく。

Q 若者に購入してもらうという目的とキャラクターを使うという手段は合っているのか?
A 今後キャラクターを使う流れを考えていかなくてはならない。

Q キャラクターを使うことにより従来の顧客が減るのでは?
A 聖護院さんの八つ橋とキャラクターのコラボ商品では従来の顧客に受け入れられたので、米菓でも受け入れてもらえるのではないかと考えている。

Q 既存キャラクターを他のメーカーに先に使われては困るのでは?
A 問題ない。

Q 若者の定義で10代を除いた理由は?
A 20代に目を向けすぎていたので、10代も視野に入れる。

Q 聖護院さんは「若いお客が中心に当社の商品を食べてくださるお客様が増えました。」と話しているが売り上げは分かるか?
A 把握していない。

【感想】
スライドがシンプルにまとめられており分かりやすかったです。
実際にキャラクターの起用で成功した例を挙げることでキャラクター戦略についての
説得力がありました。次回は最終発表となります。お互い頑張りましょう。

「DHCに女子大学生を取り込むには」愛知大学 太田ゼミ YDK

【概要】
 本研究ではDHCが若年層を取り込めていない問題を解決するためにF1シリーズを用いたイメージ変更に着目し研究を進めていく。
 データによると10代20代の顧客が全体の1割未満であり、お母さん世代のブランドといったイメージが定着している。そこで若年層をターゲットとしたF1シリーズの化粧品を推すことでブランドイメージを変えることにつながるのではと考えた。販売が伸び悩む要因として商品が満たすニーズと顧客が求めるニーズの違いではないかと推測し比較を行った。今後の予定としてニーズの違いによって販売に違いがあるかなどアンケート等を行い検証していく。

【質疑応答】
Q,DHCのイメージを変えたいとのことですが、イメージを変える意味とは?
A,お母さんらだけでなく若年層にも使ってもらえるスキマを作りたい。

Q,F1シリーズが売れないのは商品を知らないから?それとも知っていても買わないのか?
A,知られていないものとして考え販売を増やす方向で考えている。

Q,DHCの10~20代の化粧品シェアについて
A,1000社以上の中で8位です。

Q,シェア1位、2位の真似をすれば売上あがるのでは?
A,参考にさせていただきます。

Q,F1シリーズのニーズは誰が考えたものか?
A,DHCの商品開発部の考えです。

Q,低価格とはいくらほどを指しているのか?
A,1000~2000円を指し、F1シリーズもこの値段内で収まります。

Q,代替品への対策は?
A,商品開発部いわく低価格なのに高品質を売りに対策しているそうです。

【感想】
 ブランドイメージを変える研究を取り扱っており、難しい研究ですが、成功すれば企業が自社のブランド戦略を練る際の貴重なデータとなりえるのではないかと思いました。

「国産木材産業の危機からの脱却」愛知淑徳大学 大塚ゼミナール みゅー

*概要
イノベーションに興味を持ち、国産木材産業に新たな革新を起こす必要を感じこのテーマに至った。国産材を使う必要性や利点をより多くの人に理解してもらい、国産材を使用してもらうきっかけになることを研究意義としている。
国際木材産業の現状を述べた後、「密度が低い、木目の美しさ、木材の香り、耐久性」という利点を知ってもらうためには普段使える商品をつくろうと考えた。
そこで名古屋木材株式会社と協力し、しおりとインデックスを開発していくこととなった。この商品のコンセプトは、名古屋木材が国産材を扱っている会社だということを知ってもらいたい、木の香りや手触りで癒されてもらいたい、名古屋木材の将来像の「和らぎ」という三つを根拠とし、「国産材で癒しと和らぎ」に設定。ターゲットは今後国産材を活用してほしい層であり、自分たちが一番利用者の立場にたって考えることができることを理由に、10代~30代の女性とした。その後マーケティングの4Pに当てはめて、販売計画を作った。
今後予定として、インデックスの試作を見てどう思うかについてなどをアンケート調査を行う。また、具体的な販売経路のヒアリングを行う。

*質疑応答
Q.そもそもなぜしおりとインデックスなのか。
A.名古屋木材さんの特性を生かした商品を考えた結果から。

Q.コンセプトをどう考えているのか。
A.打ち合わせの中で明確なイメージを持ってから売り出すため。

Q.和らぎと掛け合わせるとはどういうことか。
A.名古屋木材さんの経営理念と掛け合わせるため。

Q.企業が輸入産の方が安いため使っているので、コラボしてもイノベーションにはつながるのではないか。
A.企業のイノベーションにつながるかはわからないか、消費者のイノベーションになるのでは。

Q.製品のターゲットは10代から30代後半の女性だが、本を読む30代40代に売った方が良いのではないか。また、そもそもしおりはどれほど売れているのか。
A.本を読む頻度に関わらず、商品を関心がある人に買ってもらいたい。今後、調べる。

Q.ほしいとは言っているが、買うとは限らないのでは。
A.今後調べていきます。

*感想
スライドに統一感があり、見やすかった。
なぜしおり、インデックスなのかはっきりするとさらに良くなると思う。

「ためらい人に海外一人旅してもらう方法とは?」愛知大学 為廣ゼミ ARROWS

研究概要】
 本研究の研究動機として、海外一人旅に行っている人が極めて少ないが、興味を持っている人は多いのではないかという疑問を抱いた。そこで、アンケート調査を実施したところ、海外旅行に興味はあるが、実際には行っていないことが分かった。だとしたら、どうすれば興味が行動に移るのかを明らかにすることにした。ここでいう、興味はあるが行動に移らない人のことを「ためらい人」とし、研究対象とした。研究を進めていくうち、一人旅に興味はあるが未経験の人の特徴としては、興味より不安のほうが上回ってしまうことがわかり、一人旅経験者や一人旅に申し込む人の特徴としては、不安を上回る強い目的意識があることがわかった。ここまでのことをまとめた結果、ためらい人は不安を小さくし、目的意識が強くなれば、海外一人旅に踏み出すことができると考えた。そこで、ためらい人が抱えている不安をアンケート調査で明らかにしたところ、ためらい人が持っている不安には共通性があることがわかった。その共通した18個の不安要素を因数分析を持ちいり、4つの要素にわけることができた。
 今後の方針としては、さらに因子分析で不安要因の理解を深め、ためらい人の目的意識を強めるための具体的方法の模索とした。

【質疑応答】
Q1.アンケートで学生と教員に絞った理由
→A.たくさんの人数がほしかったのと、ためらい人はどの年代にもいると考えたから。
Q2.不安要素を下げる旅行プランはもう出ているのでは
→A.それらがあるのにも関わらず、ためらい人が存在しているので、コンセプトをきちんと考えた旅行プランを提案したい
Q3.年代層を絞らない理由
→A.今回かたよってしまったと捉えているので、次回からもっと細かくしていく
Q4.目的意識がない旅行プランはないのでは?
→A.目的意識の働きかけをしたい

【感想】
 前回よりさらにグレードアップされていたので、少し焦りを感じました。質問にもあったように、ためらい人の中でもどのようなターゲットに戦略提案
するのかを決めたほうがいいのではないかと思いました。
 お互い本大会まで悔いのないよう頑張りましょう!

「百貨店マーケティング」名城大学 大崎ゼミ Team pooh

【研究概要】
 本研究では百貨店の売上が年々減少していることを問題とし、私たちが生活している名古屋の百貨店を取り上げ、売上を上げる戦略を提案している。その中でも、名古屋市内主要百貨店の売上高ランキングで上位3社と大きな差があるランキング4位の名鉄百貨店に注目し調査をしている。具体的な調査方法としては名鉄百貨店や高島屋へのフィールドワーク、ヒアリングなどをもとにSWOT分析をした。強みには名鉄グループの一つであること、名鉄ホールがあることをあげ、弱みには建物の構造が悪いこと、経営に対して危機感が薄いことをあげた。また、機会にはお年寄りの増加、ナナちゃんの高い認知度をあげ、脅威には他業種の小売店の増加、JR名古屋駅にある高島屋の存在をあげた。このSWOT分析から名古屋鉄道を利用する人が高島屋ではなく、名鉄百貨店に来てくれるような戦略を考えることとなった。戦略としては、名鉄グループの強みをいかして「多方面に渡り、グループの他社と連携し企画やイベントを行うこと」としている。
今後は細かい企業分析をし、企業ヒアリングや消費者アンケートを進めることで、提案の具体化をし、その後の検証評価をする予定である。

【質疑応答】
Q1.百貨店のどこを活性化させたいと思っているか。(デパ地下など)
→A1.イベントなどをすることで百貨店全体を活性化させたい。
Q2.SWOT分析は主観ですか。
→A2.他社とも比較して分析をした。
Q3.仮説(スライド24)が今後の方針のようになっているが、仮説をどうとらえているのか。
→A3.言葉を使い間違えた。
Q4.ナナちゃんが名鉄百貨店のものだと知らなかったが、機会になるのか。
→A4.そのことも知ってもらって広告塔として活用していきたい。
Q5.名鉄を利用しているのに高島屋に行く人はどのような人だと捉えているか。
→A5.年配の方は名鉄百貨店を利用する人が多いが、周りの若者は高島屋に行く人が多い。
Q6.活性化の定義は何か。
→A6.滞在時間を伸ばして売上を上げること。

【感想】
 内容としては、私たちにとって身近な百貨店を取り上げていて、大変興味を持ちました。また、プレゼンの初めに写真を多く使いフロアを引き込むようなつくりになっていて、とてもおもしろかったです。しかし、名鉄百貨店とはどのようなものなのかを示すSWOTに出典がなかったため、分析が甘いように感じてしまいました。名鉄百貨店を取り巻く環境を詳しく調査することで、強みをいかして弱みをカバーできるような提案になるのではないかと思います。
 最終報告会まであと少しですが、頑張ってください。楽しみにしています。