2014年度 第2回 中間報告会 グループ4 議事録

2015-04-16

「缶詰マーケティング ~非常食からの脱出~」愛知大学 為廣ゼミナールTeam麦笑

★研究概要★
 本研究では「もっと缶詰を非常食以外の方法で使ってほしい」ということを研究目的に発表を行っていた。
 今回の発表では缶詰の環境分析を行ない、缶詰の強み・弱み、市場の機会・脅威を明らかにした。内部分析の結果、缶詰は保存食というイメージが消費者に浸透しており、非常食としての位置づけが強いということが分かった。また、外部分析により簡便志向の人が増えていることが分かった。
 このことより、簡便性という強みと簡便志向が高まっているという機会を掛け合わせ、さらに非常食だと思われている弱みを常備されている食品という強みに置き換え、バリエーションを増やしたい人が増加しているという機会と掛け合わせることによって新たな市場機会を導き出していた。
今後は、市場細分化を行なうことでターゲットを明確に設定し、ターゲットに缶詰をどう認知させるのかを決定することで缶詰の課題を解決できる方法を発見していく。

★質疑・応答★
Q1.缶詰が非常食での利用が多いというデータはあるのか。
非常食以外での缶詰の利用方法はないのか。(愛知大学太田ゼミ)
A1.スライド番号9、25のアンケートの結果より、家庭で備蓄している非常食のトップが缶詰であることと、缶詰の良い点で賞味期限が長く保存しやすいことが上位に挙がっていることを理由に、缶詰が非常食での利用が多いと考えた。非常食以外の利用についてはデータがないが、缶詰の賞味期限が長いこと、また多くが捨てられてしまっているというデータより、非常食での利用が多いのではないかと考えた。

Q2.スライド番号30で簡便志向が高まっていると話していたが、簡便志向よりも健康志向や経済志向の方が
高まっているが良いのか。 (愛知大学太田ゼミ)
A2.経済志向が高まっているということは安いものが求められているということ。それは簡便化が進んでいるということではないかと考えた。

Q3.先ほど缶詰が捨てられているという話があったが実際にどれくらいの量なのか。 (愛知大学太田ゼミ)
A3.今回は発表から省いてしまったが、他の食品に比べて捨てられていた。政府の調査でも廃棄率が割と高い
ことが分かっている。

Q4.缶詰の食べ方・利用方法が知られていないというのは本当か。(名城大学大崎ゼミ)
A4.マルハニチロホールディングスへのヒアリング結果より缶詰の食べ方・利用法をいかに多くの人に浸透できるかという缶詰の課題があることがわかった。また、同社が行ったアンケート結果より、缶詰食品の良い所として、複数回答にも関わらず、「簡単にアレンジできる」と回答をした人が3割しかいなかったことより判断をした。

Q5.缶詰市場は伸びているのか。衰退しているのか。 (名城大学大崎ゼミ)
A5.国分に尋ねたところ、データを貰うことは出来なかったが20年間で1/3まで減少しているとの回答を
得られた。

★感想★
発表が非常に聞きやすかったです。
SWOT分析を用いて説明することで、缶詰の現状がよく明らかになっていたと思います。
しかし、缶詰は種類によって使用用途が変わってしまうので、消費者にとって缶詰は本当に非常食だと思われているのか疑問に感じました。
今後どのように展開していくのか楽しみです。お互い頑張りましょう。

「産業財卸売業のマーケティング」名古屋学院大学 濱ゼミ レーヴ

【研究概要】
 今日卸売業者を介さない流通が増加し、卸売市場取扱量が減少していることに疑問を感じ、研究を進めている。卸売市場の存在しているメリットとして、多品種商品出荷可能、卸売業者委託による効率化を挙げていた。また、デメリットとして、小売店の粗利益が少ないことを挙げていた。このデメリットから、第6次産業化が進み、生産から販売まで全てを行う生産者、小売業が増えたことで、卸売業者の卸売市場経由が低下していると分析していた。しかし第6次産業化により、品質管理には資金がかかるため、卸売業者が必要になるのではないかとまとめていた。今後は卸売市場における卸売業者の新しい方向性を発見していくそうだ。

【質疑応答】
Q.野菜の消費量減少についてのグラフのデータが少し古いのではないか。
A.新しいデータは出ているが、分かりやすいのでこのデータを使用した。

Q.発表で消費者について触れていないが、消費者にとっての価値とは。
A.消費者とは自分たちのことなので気にしなくて良い。

Q.6次産業化は農家にとってもメリットはあるのか。
A.本来売り物にならない傷物などを買い取ってもらえるため、売上となる。

Q.他の価値は見い出せないのか。
A.卸売業者からしか見ていない。いずれは卸売業者に6次産業化を提案したい。

【感想】
 今日の卸売業の実態についてよく調べられており、卸売業が今後どうしていけばいいか考えられていてよかったです。製造業と小売業には存在する第6次産業について初めて知ることができました。また、その第6次産業を卸売業にも活かせないかという案は面白いと感じました。

「日帰りバスツアーに関するマーケティング」愛知学院大学 秋本ゼミ さくさく

【概要】
日帰りバスツアーの利用者は高齢者が多いと考えており、もし若者の利用者が増えれば新たな市場が拡大できるということから研究を始めた。そこで、アンケートをとり、アンケートや名鉄観光バスのヒアリング調査から高齢者の利用者が多いことが判明した。また、リピーターが多いことも判明し、リピーターが重要であると考えた。リピーターになりうる新規顧客を4Pに基づいて発表し、紙媒体で学生を獲得することとした。例としてはQRコードである。今後、このQRコードを利用したプロモーションを調査したり、学生を対象としたアンケート調査をしたりしていく。

【質疑応答】
Q,学生に比べて高齢者の割合が2倍ですがどのデータが示していますか
A,アンケート結果が示しています。

Q,高齢者は携帯などをみないので新規顧客としてGETするのは難しいのではないか
A,このグループの考える新規顧客とは学生や若い人のことを指します。

Q,割合としては若者の方が少ないですが大丈夫でしょうか
A,大丈夫です。

Q,若者をターゲットにしていく理由
A,高齢者はすでに多くの方が日帰りバスツアーに参加してくださっており、若者の利用者は少ないが、その少ない若者が早い段階でリピーターになってもらえたら利益がもっとでると考えたからです。

Q,名鉄観光バスのリピーターの維持を重視していますかという質問は高齢者のリピーターということでしょうか
A,そうです。

Q,QRコードを読み込むまでに興味を示さなければならないがその根拠に例がありますか
A,実例を調べる時間がなかった。

Q,高齢者の定義は
A,50代以上の方としています。

Q,アンケートでは30代以上の方が高齢者として発表していますがどうでしょうか
A,統一性に気づきませんでした。

Q,アンケートでは22歳が重複していませんか
A,学生の22歳と社会人の22歳なので重複はしていません。


<感想>
 高齢者の定義があいまいで、質疑応答で混乱していたので次の発表で、どう手直しするのか楽しみです。しかし、発表はしっかりフロアをみており、発表態度は素晴らしかったと思います。見習いたいと思うような発表でした。

「カスタマイゼーション・マーケティング」名城大学 大崎ゼミ Arcana

 ★議事録★
このグループのカスタマイゼーションの定義は、自己のニーズに合わせて商品
およびサービスを組み合わせることだ。カスタマイズしたい人が多いにも関わら
ず購入している人が少ないということが研究価値である。
自分のニーズに合ったものを買いたい人が、どれくらいいるか調査した結果、
買いたいと答えた人が83.3%と多いことが分かった。その調査を元に、イヤホン
やヘットホンのデザインを行った。
なぜ購入していないか、実際にグループ7人がそれぞれNIKE,UNIQLO,TIaloc,
KOTORI,ZAZZLE,ブランクチュール計6つのカスタマイズ体験し、カスタマイズの
過程は楽しいが、金額と時間が掛かる(心理的負担)ことから購入したいとは思わ
ないからとした。
その結果をショッピングの生産性、支払うコストと得られるものの比率で当て
はめ考えた。
以上のことから心理的負担を楽しさに変化させることが重要と考え「カスタマイ
ズ過程の楽しさ」へ変化させる戦略を考案する予定だ。

★質疑応答★
Q. 自分のニーズに合うものを買いたいか?と過去にカスタマイズ商品を購入し
たことがあるか?
では、データの数に差があるのはなぜか?
A. 自分のニーズに合うものを買いたいかの質問は早い範囲で購入したくないと
いう人が圧倒的に少なかった為早めに打ち切った。

Q. カスタマイズを体験した7人は自分らが欲しいと思ったもで体験したのか?
A. 自分が欲しいものでやった。

Q. ショッピングの生産性について、一人一人のカスタマイズが増えれば時間が
掛かってくる為コストが増えるのでは?
A. 触れようがない。個人の考え方、一人一人時間掛かるなと感じるのは個人差
がある。

Q. カスタマイズは時間が掛かるが、3Dプリンターを使用すれば時間が短縮され
るのではないだろうか3Dプリンターについては触れないのか?
A. 3Dプリンターについては私たちもすごく議論はしたが、足の形をスキャンな
どする為コストが掛かることから今回は触れないことにした。

★感想★
興味を惹くような内容から始まり非常に聞き手を意識して構成されており、その
ような努力が見られて分かり易い発表であった。今後のカスタマイズの心理的負
担を楽しさに変化させる戦略の発表が楽しみだ。

「ひまわり元気農園のマーケティング」愛知大学 太田ゼミ ふんわかこまつな

概要
この研究の価値は、ひまわり元気農園の農園サービスのコンセプトを明らかにし、契約数を増やすことで、ひまわり元気農園の発展につなげることである。
現状、ひまわり元気農園は、農業体験農園であると位置づけた。分析では、狙い通りのターゲットが来ていない原因として、コンセプトが明確に伝えられていないからである。
コンセプトを探るために、既存顧客へのアンケート・ヒヤリングの現地調査からコンセプトになりそうな要因を明らかにし、これらが本当にコンセプトになるのかどうかを今後探っていく。

質疑・応答
Q1.そもそも愛知県東郷町はどこにあるのか?
A.緑区にある。今後、地図を載せていく予定。
Q2.元々田畑が広がっており、農場を必要としている人が少ないのではないか?
A.今後調査していく予定。
Q3.ニュースでは都市部で農業体験をやることで効果を実感しているが、現在都市部へのプロモーションは行っているのか?
A.ターゲットのお客が、車で30分圏内お客なので、都市部へのプロモーションは行っていない。
Q4.スライド26で、ひまわり元気農園はコンセプト不全に陥っていると言っているが、スライド38の農園主の知識・サポート・お客さんの変化・成長・自分で野菜を育てるプロセスがコンセプトになっているのではないか?
A.それら自体は農園サービスすべての共通コンセプトである。私たちはひまわり元気農園特有のコンセプトを考えている。
 38のスライドだけではコンセプトにならない。
Q5.スライド41のイベントとあるが、経営としては赤字なのに、イベントの資金はどこから出るのか?
A.まだイベントの詳細は決めていない。今後、農園側と相談していく。

感想
 サービス農園という言葉を聞いたことはありましたが、詳しいことは知りませんでした。発表を聞いて、サービス農園がどのようなものなのか、またどのような問題に直面しているのかを理解しました。現状分析を徹底していた部分はとてもわかりやすく良かったと思います。今回はその部分が多くを占めていましたが、コンセプト不全に陥っているという現状を今後どのような形で改善していくか楽しみになるような発表でした。

「自販機でなぜ飲料を買うか~自販機による非計画購買の規定要因~」愛知学院大学 青木ゼミ 吾輩たちは猫である。

[研究概要]
 不況やコンビニの台頭などにより自販機の減少が進んでいるが、自販機による売上はいまだに高く、非計画購買が多く起きている。
しかし自販機を分析した研究は少ないため、自販機での非計画購買の仕組みを明らかにし、非計画購買を増やすことを研究目的とする。


[質問と回答]
Q:スライド4に自販機の設置台数が減少していると書かれているが、その根拠となるデータはあるのか。
A:データはあり減少していると言えるが、スライドには載せていない。
Q:自販機の数を増加させることで、設置費用や補充のための人件費といったコストも増加すると思うが、
 自販機を設置することが飲料メーカーにとって本当に良いことなのか。
A:自販機での販売は高い利益が見込めるため良いと言える。裏付けは次回の発表でしたい。
Q:スライド33のアンケートを行った場所は、なぜ最初だけ違うのか。
A:試験的に行ったものの結果を載せているだけであり、特別な意味はない。
Q:自販機を設置する際、飲料メーカーはその土地を購入して設置しているのか。
A:その土地の持ち主の依頼によって設置されるため、土地の購入等はしていない。
 また、メーカーは持ち主に対して利益の一部を支払っている。


[感想]
 全体的な流れがスムーズで、スライドも見やすく作られていたため理解しやすかった。また、実際に購買に至るまでの過程について細かく
調べているという印象を持った。私も実際に自販機で購買する際には、欲求と動機付けに基づいて購買しているのだということを改めて感じ
る内容だった。
 今後はさらにアンケートを行い非計画購買の検証、非計画購買の要因を具体的に定め、それを条件とした場合に非計画購買が本当に増える
のかどうかの検証などを行っていくということなので、次回のプレゼンも楽しみになった。