2014年度 第2回 中間報告会 グループ5 議事録

2015-04-16

「なぜ女性は缶コーヒーを飲まないのか」愛知大学 為廣ゼミナール Cotton

<発表概要>
Cotton.は缶コーヒーのCMが男性向けであると考え、コーヒーの飲用頻度に関する調査を調べてみた。すると、コーヒーを飲んでいる人は女性が全体的に多いが、缶コーヒーに限っては男性の方がコーヒーを飲んでいるということがわかった。ここにcotton.は疑問を感じ、なぜ女性は缶コーヒーを飲まないのかの研究をするに至った。
まずは缶コーヒーのターゲットの現状を知るために、メーカー五社に直接ヒアリングを行ったところ、五社すべてで男女両方に商品展開をしていることがわかった。しかし、缶コーヒーは男女向けの商品にも関わらず、女性はほとんど飲んでいないという現状がわかった。これより、研究価値を女性の購買行動についての解明をし、企業におけるマーケティングに貢献するとした。
Cotton.の研究動機であるプロモーションをまず見てみることとした。缶コーヒーは元々男女向けに作られた商品であったが、男性に支持されたため、男性向けの飲み物として販売されるようになった。次いで、インスタントコーヒーの歴史を調べたところ当初は男性に飲んでほしいという思いでプロモーションを行っていたことがわかった。
今後は、アンケートをとり、男女のコーヒーの飲用動機の違いについて分析していく予定である。

<質疑応答>
淑徳大学 大塚ゼミナール
Q.缶コーヒーの定義が、
品質表示の原材料に「コーヒー」と書かれている缶に入った飲料、
となっているが、
カフェオレなども「コーヒー」と書かれていれば「コーヒー」なのか。
A.そうです。
Q.では、コーヒーに関する調査でもそのような「コーヒー」の定義で行われているのか。
A.それは分かりません。

名古屋学院大学 濱ゼミナール
Q.パッケージの違いによって男女で差が出るのではないか。
A.そうでもないと思う。
Q.アンケートでどの項目が一番回答してもらえると考えているか。
A.ファッション性が一番出ると思う。
 たくさんある項目の中でスライドに載せてある項目は、目星をつけてある項目である。
愛知大学 太田ゼミナール
 Q.コーヒーの飲用方法のデータで缶コーヒーのみ女性が多いが、
  これはいつ頃から男女が逆転したのか。
A. 分からない。

<感想>
コーヒーについて、様々な観点から調べていてとても面白いと思いました。言葉の定義をより詳細まですれば、聞き手が内容を理解しやすくなり、研究も深まると思います。
企業に対して、プロモーションに関するアプローチをかけていて、行動力がありとても良いと思いました。

「成熟期で生き残る~店頭に対するカルビーの戦略~」名古屋学院大学 濱ゼミ アンビシャス

【概要】
 成熟期にいるスナック菓子トップ企業のカルビーへの提案として、お菓子業界全体の売り上げもほぼ横ばいの状況にある。しかしカルビーの売上は伸びている。成熟期の特徴などの要因から4PのPlace(陳列)に着目した。そしてカルビーの二本柱としてゾーンセールスとキーアカウントセールスが挙げられ中小企業には関わらないことも分かった。売り場面積の増大・売り場生産性の増加、総人口の減少・仕入れ原価の減少していることから製配販コラボレーションが必要。さらにデータからも大スーパーよりも中小スーパーのほうは可能性があるため中小スーパーへの陳列を提案していく。

【質疑応答】
Q,スライド32についてで今後の方針は中小に提案していくということでしたがスーパーアブヤスは小さい店舗だが他にあてはまるのか?
A,今度ナフコにも行くので考えます

Q,カルビーに着目した研究動機は?
A,成熟期というのが鍵を握っていて、カルビーの成熟期の術を学んでより成長をしてほしいから。

Q,カルビーは成熟期でも生き残っているが研究価値には生き残るため、とかいてありますがどっちですか?
A,今後も生き残っていくという意味です

Q,生き残るとは?
A,市場占有率が縮小するとまずいので広げていきます。

Q,スライド8で奪い合いが高いのでPlaceに着目したとありますが、なぜ?
A,スライド28のコンビニ調査の結果、コンビニはPBが5割を占めていたことから、なかなか陳列で抑えられないことから陳列が重要と考えました。

Q,4Pのほかの3つはどうするのか?
A,製品が良くても、安価でも、CMでも売れない商品はある。なぜなら消費者は非計画購買で商品を見て買うから。そのことからもまずは陳列が重要だと考えます。

【感想】
カルビーについてよく調べられていると思いますが、スライドのデータから見てもカルビーの業績は伸びているのでマーケティング提案をしなくてもいいのではないかと感じてしまいました。しかもカルビーの商品はどこに行ってもある程度の陳列のスペースは確保できていると思いました。陳列に着目するとことなら、質問の解答にあったように製品が良くても売れない商品はたくさんあると思うのでそちらに注目してみてもいいんじゃないかと感じました。

「ミニストップ・マーケティング~セブンイレブンとミニストップを背景に~」名城大学 大崎ゼミ Team:UJIMON

Team:UJIMONは、コンビニに着目し、売上高を比較したところ、セブンイレブンの売上高が他のコンビニのと比べて圧倒的に高く、独走態勢であったことから下位企業のコンビニはどう立ち向かっていくべきなのか考えた。
 現状分析として、店舗数と売上総額の比較が挙げられており、セブンイレブンが一位、下位企業にはローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップがあった。その中でも売上高・店舗数に大きな差があったミニストップが取り上げられた。
 また、一店舗当たりの売上高や収益性の面からもセブンイレブンとミニストップの間には大差があることが述べられていた。
 そこで、ミニストップの問題解明とその解決策の提案を目的として研究を進めていくようだ。
 ミニストップは、小売業界のトップであるイオングループの中の戦略的小型店事業であるにも関わらず、戦略的小型店事業は業界5位と低迷している。
 そこで、データ以外にも実際にフィールドワークを行い、ミニストップとセブンイレブンの違いを比較している。その中で、PB商品に目を向けていた。
 このフィールドワークを通して、PB商品の数では、ミニストップはセブンイレブンに対抗できないと感じ、イオングループのシナジーを活かしたマーケティング戦略、つまり、差別化戦略が重要であると考え、研究を進めていくようだ。今後は、消費者のニーズを確認するために仮設を立て、アンケート調査を行い、実際に企業に提案していくと述べていた。

<感想>
出だしで傍聴者の人に質問をし、興味を持たる話の展開していったことが印象的であった。スライドもまとまっていて見やすかった。言うならば、もう少しアニメーションがついていれば、より良かったのではないかと感じた。
<質疑応答>
Q1. なぜPB商品に着目し、比較したのか?
→  セブンイレブンのPB商品とミニストップのPB商品の売れ行きの違いから比較した。 
Q2. セブン&アイホールディングスの分析がされていないのはなぜ?
→比較は行っていたが、今回のスライドには入れていなかった。
Q3. イオンがコンビニ事業に力を入れていないのではないか?
→ 戦略的小型店事業の売上が3%であることから、あまり力を入れていないと推測できる。

「焼肉マーケティング~飯田市の焼肉の魅力とは~」 愛知大学 太田ゼミ Sizzle

 ☆研究概要☆
長野県飯田市・南信州広域連合会にヒヤリングした結果、飯田市の焼肉について①はっきりとした魅力がわからない。②情報発信の手段がわからない。という2点の問題が浮上してきた。そこから、飯田市の焼肉の魅力を明らかにし、飯田市外の人々に焼肉の魅力を発信する方法を立案していく。魅力を探るために、実地調査を行った。そこで、飯田市の焼肉に共通している特徴が3点あげられた。その中で、今後飯田市の焼肉のおいしさについて味、外部環境、生体内部環境や食体験などを通じて深掘りしていく。そのために、飯田市への実地やおいしさの文献を読んでいく。

☆質問☆
Q1.なぜ飯田市の焼肉について研究しようと思ったのか。
A1.ゼミ活動の中で、飯田市の方にお話を伺う機会があり、興味をもったので。
Q2.北海道は羊肉として有名だが、飯田市は羊肉としての知名度は低い。この差は何が原因で生まれたと思っているか。
A2.(その地域で)羊肉を食べるのは、歴史的な背景があると考えている。
実際に、飯田市で羊肉がよく食べられるようになった理由と飯田市の歴史がつながるかは、今後文献などを通して調べていく。
Q3.(研究価値より)飯田市の魅力を明らかにしてその後どうしたいのか。魅力を明らかにした上で飯田市のプロモーションをするのか。
A3.魅力を明らかにし、それを魅力と感じるターゲットに向けてプロモーションを行っていく。
Q4.飯田市の焼肉店はおいしいからNo.1なのか。
A4.はっきりとした理由は分かっていないが、もともと飯田市の人が焼肉を食べる頻度が高いために、多くの店舗数があっても(各社、経営を)続けることができているという仮説を立てている。
Q5.(研究価値より)なぜ焼肉に絞ったのか。焼肉以外でも、他に飯田市に魅力のものがあればこの研究価値は果たせるのではないか。
A5.そもそも伺ったお話が、飯田市の焼肉についてだった。また、そのときに聞いた、飯田市の焼肉についての2点の問題(スライド9.10に記載)に対して何かアプローチできたらと思い、研究をこのようにした。
Q6.「おいしさ」だけでは他と差がつかないのではないか。
A6.「おいしさ」を頭に入れて飯田市の特徴を考えていけば、そこにしかないものがあると考えている。わざわざ飯田市に行って焼肉を食べる理由をおいしさの視点から見ていこうと考えている。
Q7.長野県の中でも、飯田市だけが焼肉店が多いのか。
A7.飯田市だけが特徴的。
Q8.(研究動機•価値より)「市外の人」の範囲はどの程度か。
A8.飯田市の焼肉のコンゼプトを決めてから、市外のどこの人をターゲットにするか決めていく。
Q9.(研究価値より)「経済が潤う」のはかり方は、飯田市の焼肉店の売上が上がるということか。
A9.あくまで研究価値なので、はかることは想定には入れていない。

☆感想☆
発表のポイントを研究手順2に絞り、そのセクションについて細かく説明されていたので、大変わかりやすく好感を持てました。また、実際にフィールドワークを行い、そこで得た結果をうまくストーリーに絡めることができたので説得力もあったと思います。
しかし、飯田市の特徴③「おいしさ」については表現が抽象的であったため、少々わかりづらい部分がありました。おいしさは人それぞれ感じ方が異なり、何を基準に「おいしい」という言葉を使っているのかが理解しにくかったので、その点に関して何か改善をされると、より伝わりやすい発表になるのではないかと感じました。
発表全体としては流れも大変わかりやすく、着眼点もおもしろいと感じたので、聞いていてとても楽しかったです。今後さらにフィールドワークを行い、かつ、おいしさについての文献を読み進めるとのことでしたので、最終報告会が大変楽しみです。

「漬物産業の活性化~守口漬けを事例として~」愛知淑徳大学 大塚ゼミ ぴくるす

愛知県で有名な守口大根を用いた守口漬けを例に研究を行っている。
この守口漬けをはじめとする漬物は減少傾向である為、売り上げを上げるためには消費者を分析して戦略の提案を行なわなければならない。このグループは、戦略提案について大和屋守口漬総本家と協力し、守口漬けさらには漬物産業の活性化につなげることを研究意義としている。

 今回は前回の使用シーンなどの仮説やヒアリング調査を踏まえ、ターゲットの設定と若者へのアンケート、実地調査の3つを行った。
 まず1つ目にターゲットを若者に設定した。若者に注目した理由としては、既存顧客が高齢化していく中で将来のことを考えた際、新たに若者も取り込む必要があるからである。
 2つ目のアンケート調査では、同大学の学生118人を対象に行われた。アンケートの結果は、守口漬けの認知は低いものの実際に食べてもらったところ、また食べたいと思った人が半数以上を占めていることがわかった。このことに関してロジスティックス分析を行い、ごはん以外の食べ合わせを提案するべきではないかと考えた。実際に食べてみたところ、リッツ&クリームチーズを除き下手物であった。
 最後3つ目の実地調査では、百貨店と本店の商品構成やそれぞれで実現可能な提案方法を抑えた。

 今後は百貨店と本店のそれぞれに合わせた提案を行う。

★感想★
ストーリー性があり、聞いていて分かり易かった。発表練習もかなりしたようで原稿を見ることなく自分の言葉で表現できていたことが非常に好印象。また内容では、他のグループと違い、実際に食べ合わせを行っているところが目新しかった。食べ合わせの結果は残念であったが、若者が好まない漬物をどのように宣伝していくのか楽しみなグループである。

★質問★
Q1 若者とはいくつを対象としているか。
A1 20代前半をメインターゲットとし、20代後半も取り入れたい。

Q2 若者自体が百貨店や本店に足を運ばないと思うが若者にターゲットをした理由は。
A2 若者の方にも昔より手に取ってもらえるようになっている。数は少ないが、少ないながらもこれをどれだけ得ることができるか

Q3 ターゲットを親世代ではなく何故若者にしたのか。
A3 元は親をターゲットにしていたが、親ではなく実際に食べてもらう若者自身に設定したから。

Q4 アンケートのまた食べたいかという結果より買いたいではないだろうか。
A4アンケート当時は親が買うことを前提としていたから。

Q5 漬物の現状は減少とのことだが、守口漬けは減少傾向であるか。
A5 守口漬けは粕と味醂でできているので守口漬け単体での売上データはない。ただ協力先の話では、減少傾向。