歯ぎしりピタリストロングの売り上げを上げるために@津村ゼミ

【研究テーマ】

家庭用治療機器にもメイドインジャパンのブランド力はあるのか

【研究目的】

研究目的としてCOO研究や日本人からみたメイドインJAPANのブランド力などの観点を用いて考え、最終的には歯ぎしりピタリストロングの売り上げを上げるということを目的としている。

【歯ぎしりピタリストロングの概要説明】

歯ぎしりピタリストロングは就寝時に使うマウスピースで、歯科医考案の歯圧吸収構造で、圧力を吸収しあごや首への負担を軽減する効果がある。しかし、この商品は、日本製なのに外国人を起用したパッケージとなっており、もっと日本製であることをアピールすれば、さらなる売り上げが見込めるのではないかという主張。

【COOの説明】

COOはCountry-of-originのことを言い、ブランドや製品の原産地情報のことである。COOには2種類あり、ブランドCOOと製品COOとがある。ブランドCOOは企業の本社が位置する国、すなわち企業ブランドのホーム・カントリーのことを指し、製品COOは製品の生産・組立国・すなわち製品のMade in カントリーのことを指している。

【既存研究の流れ】

1965年の研究で、4か国のジュースと織物製品に対するイメージ調査を行い、生産国によって消費者評価が異なることが実証されている。そこから、製品国籍情報の働きに関する関心が高まり、COO効果に関する研究が本格化した。

1974年の台湾の学生を対象とした調査では、台湾の学生は自国の食品や衣料品を他国の製品よりも優れていると評価しているということが報告されている。

【新しい研究の流れ】

1992年の研究では、縦軸をCOO情報の重要度、横軸を製品についてのイメージでグラフに表している。イメージがあっているとポジティブ、あっていないとネガティブとしている。

「ポジティブ × COO情報が重要である」場合には「望ましい調和」になり、例を挙げると日本の車がこれにあたる。また反対に「ネガティブ × COO情報が重要でない」場合には「望ましくない不調和」になり、例を挙げるとハンガリーのビールがこれにあたる。

【日本におけるCOO研究の現状】

これまでにアメリカのマーケティング研究を追随してきた日本において、COOの研究が今日の日本で見られなかった。しかし、日本企業が日本の消費者を相手とする場合でも、東南アジアの消費者を相手とする場合でも、COOに関する情報はますます大きな意味を有するようになっている。ということは、COO研究はこれからの日本においてとても重要な意味を持っている。

日本人はメイドインJAPANの製品をどのように評価しているのだろうか。

ここで、質問をする。

「3万円の日本製と韓国製のテレビがあったとして、あなたはどちらを買いますか?」→教室内の2人を当てて聞く。2人とも日本製と答える。

【工業製品におけるCOO研究】

マーケティングにおける原産国研究を見てみる。日本人を対象に、日本、中国、アメリカ、韓国製の自動車、テレビ、パソコン、スマートフォンについての評価を聞いた。これを設計国、部品国、組立国に4つの国をそれぞれ当てはめ、10個のタイプ別に調査したところ、わずか3タイプでのみ有意差がみられた。以上の調査により、国のイメージによって製品を評価していることがわかる。つまり、技術的に非常に複雑な製品(自動車)であっても、比較的に簡単な製品(テレビ)であっても同等な評価がなされているということである。

【日本人によるメイドインJAPANの評価】

設計国、部品国、組立国のいずれかが日本の場合、他の国に比べ、平均値が高いという結果が出た。このことから、メイドインJAPANは製品が優れているという評価がなされていることがわかる。

また、日本人による製品の信頼度をグラフで見てみると、設計の信頼度、部品の信頼度、組立の信頼度、ブランドの信頼度の各項目すべてにおいて、1位が日本、続いてアメリカ、韓国、中国となっている。総合的に見てみても、日本が最も信頼されていることがよくわかる。

以上のことより、製品そのものよりも国々に対するイメージによって判断していて、工業製品においては日本人からみたメイドインJAPANは評価が高いことがわかる。

【歯ぎしりピタリストロング】

歯ぎしりピタリストロングは一般的に健康促進器具に分類されている。そのため、他の健康促進器具せ日本製の方が良いという結果になれば歯ぎしりピタリストロングも日本製をもっと前面に出せば売れるのではないかと考える。代表的な健康促進器具の例としては、ぶら下がり健康器などがある。

そこで、ぶら下がり健康器において、日本製と外国製のぶら下がり健康器のどちらを買うかというアンケートを、20代~50代の計80人にとった。

結果としては、約80%もの人が日本製を買うという回答となった。以上より、健康促進器具において日本製の商品が好まれる傾向にあるということがわかった。

【仮説】

マウスピースといえば○○!というものがないため、日本人がマウスピースを買うのであれば、日本で作られたほうが良いと考える。そのため、日本製であるというイメージのパッケージを前面に出した方が歯ぎしりピタリストロングは売れるという仮説を立てました。

今後、ABテストを行っていこうと考えている。Aは既存の外国人を用いたパッケージ、Bは日本人を用い、メイドインJAPANを前面に出したパッケージとして、検証していく予定。

【質疑応答】
商品自体のコンセプト、価値はなにか。
―40歳代女性が実際に使い歯ぎしりが改善された。

パッケージの見直しではなく商品自体の改善はできないのか。
―企業から資金が無く不可能といわれている。

国のイメージ、ポジティブはどういう基準で設定するのか。
―消費者の心情(その国が作った製品を安心して使えるかどうか)で設定

望ましい調和と望ましくない不調査に位置する商品の具体例はなにか。 ―調査中

詳しいアンケート情報
―20代~50代の80人に調査、結果は分析中

歯ぎしりピタリストロングを消費者に知ってもらうにはどうするか。
―検討中

競合する商品は何か。
―今のところ無い。

今までに商品のアップデートはあるか。
―名称の変更のみ